相続に関する争いは、数年にわたることも少なくありません。
親族同士だからこそ、かえって長年にわたる感情のもつれや確執が相続の場で顕在化してしまうということも多くあります。
しかし、一方で、何かのきっかけで、関係者の態度が軟化し、非常に解決が困難だと思われた事案が、そこからはスムーズにまとまることもあります。
そのあたりをどう見極め、どのように進めていくかが、人間関係や感情が複雑に絡み合い一筋縄ではいかないことの多い相続問題の難しさだと思います。
一度、感情的にこじれ、しこりができてしまうと難航します。
これまでの経緯を考えて、親族だけでは話し合いが難しそうであれば、早めに専門家に依頼されることをおすすめします。第三者が入ることによって、ご自身も相手の方も冷静になることができ，合理的な解決を期待できる、というケースもあると思います。