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親としてできることは・・ ― 離婚問題コラム

これまで仕事の中で色々な親子関係を見てきました。また、私自身、既に子どもたちは成人しており、結婚している子どももいます。ですので、子どもが家庭の問題に直面した時の親御さんのご心配や思いなど、他人事とは思えないことが多いです。

離婚の相談にあたり、親御さんが同席されることも有ります。
ご本人が同席を望むなら、私の方では親御さんが同席されるのは構いません。
ひとりで相談に行くのは不安だから、とか、話を聞き逃さないように親にも聞いてもらいたいから、とか、親にも離婚がどのようなものか分かってほしいから、とか、様々な理由があると思います。
離婚をめぐる争いは長期化する場合も多く、時間的にも経済的にも精神的にも辛いことが多いです。これまでと生活がガラッと変わる場合がほとんどですし、妻側であれば多くは婚姻時より経済的に厳しい状況に置かれます。また、離婚にあたっては色々と判断しなければならないことがあり、何が正解か分からず迷うこともしばしばで、複数の視点や客観的な目線での助言がとても助かることも有ります。
できれば、離婚が成立し、生活が落ち着くまでは、精神的、経済的など色々な意味で親御さんの支えが有るとありがたいのではないかと思います。

「親に迷惑をかけたくない。自分で頑張りたい。」とおっしゃる依頼者もいます。
「これからは自分がしっかりしなくては。頑張らなくては。」という気持ちは大切ですし、尊重すべきだと思います。私もご本人に、「離婚するんだったら自分で生きていく覚悟が必要だと思います。働いてしっかり収入を得ることを考えてください。」とお伝えしています。
しかし、一方で、自分一人ではできることには限界があることも多いでしょう。そんな時、親御さんの助けをお願いできるのなら、親御さんに一時的に助けてもらう、というのも選択肢です。私は、依頼者の方に、「今は親に甘えてよい時期ではないでしょうか。そして、将来的に生活が落ち着いたら、親御さんにお返しをすればよいのでは。」とお話したりもしています。

離婚をめぐる争いの中では、方針をめぐって親子で対立する場合もあります。親、子それぞれの考えや立場があり、大事にするものが違い、・・・というのは当然です。
親御さんとしては、子どもさんを見て不甲斐ない、もっとしっかりしないとダメだ、などの思いになるかもしれません。
しかし、子どもにとって、親が一番の応援者であり、最後の拠り所、ということも多いです。
親としての心配や思いはお有りでしょうが、子どもさんの人生ですので、ご本人の意思を尊重しつつ、温かく見守って応援してあげてほしい、と思います。

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