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コラム

法律相談についての雑感 ― その他のご相談コラム

私は、昨年末で、弁護士登録をして10年が経過しました。その間、2016年7月に独立して当事務所を開設しており、あと少しで開設7年になろうとしています。おかげさまで、多くの方にご相談にきていただいておりますが、かえって私の方が色々な面で考えさせられ、悩み、鍛えられているな、と感じています。

さて、登録10年という節目にあたり、これまでおこなってきた相談業務(主として事務所開設後のこと)を振り返ってみたいと思います。

<じっくりお話をお伺いしています>

ご相談は、対面のみにしています。また、相談時間は、1時間程度とさせていただいております。
そのため、顔を合わせて色々な角度からお話することができ、「丁寧に話を聞いてくれた」「話をゆっくり聞いてもらってスッキリした」などと言っていただくことも多いです。
相談者の方の中には、初めて弁護士に相談するということで、とても緊張していらっしゃる方もいます。また、別の弁護士に相談に行ったけれど、あるいは電話相談したけれど、「全然、話を聞いてくれなかった」「上から目線で嫌な思いをした」と、「弁護士」に対して良くない印象を持っている方もいらっしゃいます。 当事務所に相談に来ていただいたことによって、少しでも心が軽くなり、前向きに考えられるようになっていただき、解決のお手伝いができれば嬉しく思います。

<必ず私がお話を伺います>

複数の弁護士が所属している事務所では、相談を申し込んだ時に、どの弁護士が担当になるか分からない場合もあるかと思われます。
しかし、当事務所は、弁護士は私しかいませんので、必ず私が担当します。
誰が担当するかがハッキリしていると、何となく予想もでき、相談に来ていただく心理的なハードルも下がるのではないでしょうか。

<安心して相談できるように努めています>

当事務所は、相談室は一つだけです。また、相談者の方同士が事務所でかち合うことが無いように、相談と相談の間は、時間的間隔をしっかり空けるようにしています。
ですから、別の部屋に声が漏れたり、玄関で別の相談者と顔を合わせたり、といったことは有りません。
また、当事務所は、南側、北側の双方が道路に面していますが、駐車場と玄関は北側道路側に有ります。南側道路はそこそこ交通量が多いですが、北側道路は団地内の道路ですので、出入りが人目につくという心配は小さいのではないかと思います。
安心してお越しください。

<事案によって対応が困難な場合があります>

弁護士1人で対応しますので、対応が困難な事案もあります。
たとえば、大規模な破産申し立て事件、複雑な計算を要する事案、緊急の対応が必要な事案などはお受けするのは難しいです。また、事案や相手方の特性により重大な危険が及びそうな場合もお受けするのが難しいです。

<タイミングによってはお待たせしてしまうことがあります>

お問い合わせいただいたタイミングによっては、なかなか相談日が入らなくて、本当に申し訳なく思うこともあります。また、仕事が立て込んでいる場合には、「相談だけなら大丈夫ですが、受任は難しいです」とお伝えせざるをえない時もあります。
できれば、相談や委任を考えられたら、お早めに、お電話をいただけるとありがたく思います。

<相談に力を入れたいと思っています>

私は、相談はとても重要だと思っています。
お困りの内容によっては、必ずしも弁護士が対応する必要がないのではないか、弁護士に依頼する前にご自身で一度動いてみてはどうか、といった案件もあります。
弁護士に依頼すれば弁護士費用もかかります。ご自身で対応するのは大変でしょうが、一度やってみて、もし、自分では手に負えないと思われるなら、再相談に来ていただいて、そこで依頼していただくのも有りだと思います。
無料相談をおこなっている事務所の中には、相談は受任につなげるための入り口に過ぎないと位置づけ、相談自体にはあまり力が入っていないところも有るようです。
しかし、私は、相談自体をとても重要な業務だと思っています。
当事務所は相談を有料としていますので、ご負担をおかけすることにはなりますが、相談自体に力を入れたいと思っていることの表れでもあるとご理解いただければ幸いに思います。
相談に来られた方が、明るい表情になり、「スッキリしました」「一度やってみます」などと元気になって帰られる姿を見るのはとても嬉しいです。
相談のみで終了しそうな案件でも、遠慮せずに、ご相談いただければと思います。

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